働く女性のための低血圧と生きる方法

血圧80/40代の低血圧の私が低血圧と共に生きる方法についてご紹介しています。

低血圧と間違えられやすい病気(うつ)

なんとなくやる気がない、眠れない、疲れやすいなどは低血圧の症状のひとつですが、これらの原因となる病気には低血圧以外に「うつ病」もあります。医師の低血圧への認識がなく、低血圧を「うつ」と誤診される場合もあります。

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うつ病の原因はよくわかっていません。ストレスやからだの病気、環境の変化など、さまざまな要因が重なって起こると考えられています。うつ病はメンタルヘルスの代表的な病気で、最近ではコモン・ディジーズ(よくある病気)のひとつに扱われます。

ただ、うつ病の診断は血液検査などの客観的な診断方法がなく、医師の経験やうつの理解の仕方によるところが多いです。場合によっては心理テストを使って診断されます。

 

うつ病の症状

2~3週間以上続く気分の落ち込み(抑うつ気分)があり、さらに、意欲・興味・精神活動の低下があって、焦燥感、食欲低下、不眠、持続する悲しみを訴え、不安に苦しんでいる状態です。
これらの症状がある患者さんを「大うつ病性障害」と定義して「抑うつ反応」とは区別しています。

※大うつ病性障害についてはこちらにくわしく書かれています→うつ病エピソードチェック表|一般社団法人 日本健康倶楽部

 

抑うつ反応とは

私もあなたもだれもが陥る状態でうつ病とは違います。例えば、仕事で大きな失敗をして気分が落ち込む、彼氏にふられて悲しみにくれる、病気になる、親しい人が亡くなるなどがあると、ハッピーな気分ではいられません。

これは健康な人にも起こる「うつ反応」で、うつ病とは区別されます。

 

心理テストを使った判定では限界がある

うつを見つける心理テストの一つにSDSがあります。
SDSは簡単なのでよく使用されますが、うつ病と抑うつ反応の区別ができません。さらに、SDSではうつと低血圧・低血圧に関連する病気との区別ができないのです。

SDSのチェック項目である「動悸がする」「朝起きられない」「疲れやすさ」などはうつ、貧血、低血圧でも起こります。なので低血圧の人がSDSをするとほとんどの場合「うつ」という判定になってしまうのです。

病気の特定には専門医による診断が欠かせません。

 

低血圧の人がうつ病と誤診されると

うつ病と診断されるとほとんどの場合、「抗うつ薬」が処方されます。

抗うつ薬の副作用に血圧低下があります。もともと血圧の低い低血圧の患者さんが抗うつ薬を服用すると、さらに血圧が下がってしまいます。

すると「ふらふらする」「めまいがひどい」「動けない」など症状が悪化します。ここで、医師は「抗うつ薬が足りていない」とさらに薬を処方します。当然、症状はさらに悪化するという悪循環です。

向精神薬には抗不安薬のジアゼパム、軽い抗うつ剤のスルピリドなどがあります。

 

まとめ

  • 低血圧はうつ病に間違えられることもあります。
  • 低血圧の人がうつ病と診断され抗うつ薬が処方されてしまうと副作用で血圧が下がることがあります。
  • 症状がある場合には専門医による診断が必要です。