働く女性のための低血圧と生きる方法

血圧80/40代の低血圧の私が低血圧と共に生きる方法についてご紹介しています。

「血圧を上げるために塩分はとった方がいいの?」低血圧と塩分

「塩分をたくさん摂ったら血圧は上がるの?」

「塩分の摂りすぎは脳卒中などの病気の原因になるんじゃないの?」

一般的には塩分の過剰摂取は高血圧の原因になるといわれます。
低血圧の場合、塩分を極端に控える必要はありませんが、過剰な塩分もよくありません。

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高血圧と塩分

高血圧とは診察室ではかった血圧が140/90mmHg以上をいいます。
(家庭ではかった血圧では135/85mmHg以上が高血圧です)

高血圧の原因の一つに食塩の過剰摂取があります。
そこで高血圧の人の目標塩分摂取量は1日に6g未満とされています。
日本人の1日の平均塩分摂取量は、平成27年度で女性9.2g、男性11gで高血圧の人の目標塩分量よりも多いです。
※塩分摂取量は平成27年度国民健康栄養調査を参照

塩分の摂りすぎで高血圧になるとは限らない

塩分をたくさんとっても実は全員血圧が上がるわけではありません。
食塩に感受性がある人だけが血圧が高くなります。

では、高血圧でも食塩に感受性がない、塩分をとっても血圧が上がらない人は塩分制限の必要がないのでしょうか?
答えはノーです。
どちらにせよ塩分の過剰摂取はよくありません。

塩分の摂りすぎは血管をさびつかせボロボロにする

血管は、外側から外膜、中膜、内膜の3層でできており、これらが血管の壁を作っています。
血管の老化に一番関わるのが、内膜の内皮細胞です。
内皮細胞は血液と接し血液の影響を受けやすく、血管の壁を守っています。

主な内皮細胞の働きは次の2つです。

  1. 血液中の有害物質が血管壁の中に進入するのを防ぐ。
  2. 内皮細胞から出る一酸化窒素(NO)が血管を拡張する。
過剰な塩分は内皮細胞を傷つける

摂りすぎた塩分は血液の有害物質から血管の壁を守る内皮細胞を傷つけ、
血管を拡張させる一酸化窒素を減らしてしまいます。
その結果、血管の壁が硬く弾力がなくなり、血圧が上がります。

「人は血管とともに老いる」という有名な言葉があります。
わたしたちは二十歳を超えると成長ではなく老化が始まります。

低血圧と塩分

低血圧にはまじめな人が多く、むしろ健康に気を使って、塩分を控えている人もいるでしょう。
そういう私も親が高血圧だったために、一時期ほとんど塩分の入った調味料や加工食品を食べていませんでした。
しかし、塩分をほとんどとっていないこの時期は顔色が悪く、意欲的になれず健康とはいえませんでした。

 

低血圧の人は「適度な塩分」をとる

高血圧の人が目指すべき塩分摂取量である6g/日は最低限とった方がよいです。
本当は怖い「低血圧」 あなたの「うつ」、実は「低血圧」かも?という本では、塩分を1日に20~30gとるように言っています。

しかし、これだけの塩分をとるのは、薄味の人にはつらいです。
上記の本では「食事を楽しむ」ということも述べています。
おいしいと思えない味の濃い食事は楽しい食事とはいえません。

それに高血圧と塩分で書いたように、過剰な塩分は血管の内皮細胞を傷つけます。
長年過剰な塩分摂取を続けると、血管の内皮細胞を傷つけ血管を硬くし動脈硬化の原因になります。
動脈硬化が進むと、脂質異常症、高血圧、糖尿病などをもたらします。

私自身は極端な塩分制限をやめ、現在は6gよりは多い8g程度の塩分摂取です。

結局、1日の塩分量は6g~9gくらいを目安にしたらよいと思います。
(9gは平成27年の日本人女性の平均塩分摂取量です)

 

低血圧改善には総合的な生活習慣の改善が必要

低血圧の改善には塩分のほかに、全体的に生活習慣を整える必要があります。
規則正しく生活をする、朝食を食べる、適度に運動をするなどです。
適度に塩分摂ることは、全体的に生活習慣を整えるなかの一つと考えて下さい。

まとめ

  •  塩分の摂りすぎは血管の壁を傷つけ、血管を硬くする。
  • 低血圧の人は極端に塩分を控えるのはよくない。
  • 低血圧改善には全体的な生活習慣の改善が必要。