働く女性のための低血圧と生きる方法

血圧80/40代の低血圧の私が低血圧と共に生きる方法についてご紹介しています。

東洋医学からみた冷え性改善の方法

 

冷え性があると寒い冬は外に出るのもおっくうですよね。

東洋医学では冷え性を、3つのタイプに分けることができます。

タイプごとに改善策も違います。

どのタイプに近いかを知って、効果的に冷え性を改善しましょう。

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1.陽虚タイプの冷え(身体の芯から冷えている)

症状

  • 末端だけでなくお腹や腰なども冷えており、下半身が特に冷えている
  • 手足の強い冷え
  • おしっこが近い
  • むくみやすい
  • 下痢をしやすい

見た目は色白で太り気味。

このタイプの冷えは、せっかくお風呂で温まってもすぐに冷えてしまいます。

腎(腎臓、泌尿、生殖、内分泌、脳の部分的機能)の陽の働き(身体を温める)が弱っている状態です。

対策

身体を温める

腹巻をしたり、お腹にカイロをあてるなど外から温めましょう。

靴下の重ね履きも効果的です。

寝る時の湯たんぽもおすすめ。

シャワーですませずに、ゆっくりとお湯に浸かりましょう。

 

身体を冷やすものを食べない

白砂糖、精製された食品はミネラルなどの栄養素が除かれており身体を冷やしやすいです。

市販のおやつやお惣菜、加工食品などをよく食べている場合は注意が必要です。

 

身体を温めるものを食べる 

加熱・乾燥した生姜は身体を温めてくれます。逆に生の生姜は強い殺菌力で風邪対策に効果的です。

 詳しくはこちら→冷えの改善におすすめ生姜ドリンク - 働く女性のための低血圧と生きる方法

発酵食品を摂る。特に味噌汁は水分補給にもなりおすすめ。

 関連記事→腸内環境を整えてセロトニンを増やそう - 働く女性のための低血圧と生きる方法


漢方

牛車腎気丸(ごしゃじんきがん)

手足が冷えやすいことに加え、トイレが近く、頻尿、残尿感がある場合におすすめです。むくみを除き、痛みをやわらげる作用があります。


八味地黄丸(はちみじおうがん)

手足が冷えやすいことに加え、下肢がむくみやすく、腰痛がある場合におすすめです。身体を温める作用があります。

 

2.血虚タイプの冷え(血の不足によって冷えている)

 症状

  • 末端(手先足先)の冷え
  • 肌が乾燥する 唇が荒れる
  • 顔色が悪い(青白い、黄ばんでいる)
  • めまいがする
  • 月経時の経血の量が少ない

このタイプの冷えは、陽虚タイプよりも冷えの症状は軽めで、手先足先が冷えます。

 

血(≒血液)が足りていない状態。西洋医学でいう貧血とは少し意味が違います。

(貧血:血液検査でヘモグロビンが基準値を下回る

 血虚:検査結果は関係なく、症状がある場合をいう)

 

対策

夜更かししない

夜中の12時~朝の4時ころは脊髄が血を作る時間で、この時間じしっかり寝ていることが大事です。
また、目を使うことで血を消耗させてしまうので寝る前はテレビやパソコン、携帯をいじらず目を休めるようにすると良いでしょう。

 

「赤いもの」や「黒いもの」を積極的に摂る

ミネラルやポリフェノールを多く含み、血を増やす作用や体温を上げる働きがあります。

例えば、トマト、クコの実、黒きくらげ、黒ゴマ、黒まめ、黒砂糖、黒米、烏骨鶏など。その他、レバー、ほうれん草、金針菜、人参、牡蠣、なつめ、豚肉、などもよいですね。

 

ダイエット、朝食抜き、偏った食事はやめましょう

特に血虚体質の方はこれが原因であることが多く、まずはここから見直しをしましょう。

 

 

甘すぎるもの、辛すぎるものは控える。

甘いものが食べたくなったら、なつめやし(デーツ)やブルーベリー、レーズン、プルーンなど自然の甘みや酸味のあるドライフルーツがおすすめ。

これらには血を補う働きもあります。

 

漢方

婦宝当帰膠(ふほうとうきこう)

主成分の「当帰(とうき)」は昔から中国では婦人のための貴薬として重宝されていきました。
血を補い、体を温める力に優れ、冷えや生理痛、血の不足によって起こる症状に効果があります。

 

十全大補湯(じゅうぜんだいほとう)

元気をつけ胃腸の働きを高める党参や白朮などを用いた『四君子湯(しくんしとう)』と、血を補う当帰や熟地黄などを用いた『四物湯(しもつとう)』の合方に肉桂(シナモン)などを加えた錠剤タイプの漢方薬。

 

 

3.瘀血タイプの冷え(血行不良による冷え)

症状

  • 身体の冷え、痛み
  • 肩や首がこる
  • 月経痛がひどい、長引く
  • 頭痛、腰痛
  • 肌のくすみやシミ、そばかす

瘀血には生活習慣や環境などさまざまな要因が関係しています。特に多いのが、不規則な食生活や運動不足、ストレスです。

身体の冷え、それに伴う痛み、ジンジンとしたしびれなどが特徴です。

身体全体を温かい血がスムーズに巡っているのが通常ですが、瘀血は血の巡りが滞った状態で、血行不良のため頭痛や腰痛、肩や首のこりなどの症状が出やすくなります。

上記の陽虚タイプと血虚タイプの症状と併発することも多く、その場合には合わせて改善していくことで、より冷えを改善することができます。

 

対策

血の質を落とすものを摂らない

このタイプは血液がドロドロの状態です。

ドロドロの血液の原因は質の悪い油(揚げ物などの酸化した油、炎症を引き起こすサラダ油、マーガリンなどのトランス脂肪酸など)、肉類・乳脂肪(飽和脂肪酸)、糖質の過剰摂取などが関係します。

まずは毎日の食事でそれらの摂取を少しずつでも減らすことが大切です。

 

こまめに水分補給

血の濃度が濃い状態になっていますので、水やお茶をこまめにとりましょう。

カフェインやアルコールには利尿作用(水分を尿として外にだす)があり、ここでいう水分には含みません。ノンカフェインのお茶やミネラルウォーターが良いでしょう。

また、甘いジュースなどの清涼飲料水には糖分や人工甘味料が入っており、血をドロドロにしますので避けましょう。

 

生野菜はおすすめ

野菜の水分、ビタミン、ミネラルは加熱すると減ってしまいますが、生野菜では残っています。

旬の野菜を生で取り入れましょう。

 春:キャベツ、玉ねぎ、ルッコラ、レタスなど

 夏:トマト、キュウリ、ズッキーニ、パプリカ、モロヘイヤなど

 秋:かぶ、シソ、大根、ながいも、人参など

 冬:大根、キャベツ、小松菜など

このサラダにかけるドレッシングは手軽に手作りしましょう。

市販のドレッシングには質の悪い油や糖分などが使われ血をドロドロにさせやすいです。

 

また、ノンオイルのドレッシングは一見ヘルシーそうですが、人工甘味料やブドウ糖などで甘みを付けているものがほとんどでおすすめできません。

エキストラバージンのオリーブオイルや亜麻仁油、エゴマ油などの油と、天然塩や塩こうじ、黒酢などをかけるだけで十分においしいです。

 

その他のおすすめ食材

きくらげ、たまねぎ、なす、ニラ、さといも、チンゲン菜、れんこん、加熱したトマト、桃、プルーン、ブルーベリー、酒かす、納豆、黒米、黒豆、アジ、鮭、サバ、イワシ、サンマ、ウナギ、サフラン、ココア、ハイビスカスなど


漢方

丹参散(たんじんさん)
瘀血をとる作用がある丹参が配合されています。
丹参の「丹」には「不老不死の薬」という意味もあり、さまざまな症状に使用されます。
イライラや不安感を抑えたり、月経にかかわる症状を改善する効果もあるため、瘀血の症状におすすめです。

桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)

滞った血の巡りをよくする効果があります。
桂皮や芍薬などの生薬が配合されており、女性の月経痛や冷えなどの症状にもよく効きます。一般的に、男女問わず瘀血の症状に対して処方される代表的なものとなっています。

冠元顆粒(かんげんかりゅう)

ドロドロの状態になった血液をサラサラにして流れをスムーズにさせます。
丹参、芍薬、木香などの生薬が含まれており、血行不良による諸症状を改善するために処方されることが多いです。

 

漢方薬は漢方医や薬剤師など専門の方に相談を

漢方薬は西洋の薬ほどではありませんが、副作用がゼロではありません。
また、身体の状態に合わない漢方薬を飲んでも効果がありません。
素人判断はせずに専門家に任せるのがよいでしょう。

 

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