働く女性のための低血圧と生きる方法

血圧80/40代の低血圧の私が低血圧と共に生きる方法についてご紹介しています。

低血圧は生活習慣の見直しで改善できる

 


先日、健康診断で血圧測定をしたのですが最高血圧100mmHg未満にもかかわらず特に何にも指摘されませんでした。
血圧計のそばには高血圧の診断基準の表はありますが、低血圧の文字はどこにもみあたらず。
やはり低血圧に対する世間の関心は少ないのだと改めて感じました。
しかし低血圧の症状はつらいです。改善できれば、人生がもっと楽しくなります。

 

 

低血圧は遺伝と生活習慣で起こる

 低血圧は体質で起こる?それとも他に原因があるのでしょうか。また、治すことはできないのでしょうか? 答えは高血圧(本態性高血圧)や糖尿病(2型糖尿病)などと同じように体質に生活習慣が重なって起こります。 つまり、生活習慣の見直しで低血圧は改善するのです。

低血圧の基準

一般に上の血圧(最高血圧、収縮期血圧)が100mmHg以下で低血圧の様々な症状を伴う場合をいいます。

 

低血圧にも種類がある

 

一般にいう低血圧とは、本態性低血圧です。他に急性の低血圧に「ショック低血圧」「アレルギー症状」「アルコールによるもの」「人工透析によるもの」が、慢性の低血圧に「起立性低血圧」「症候性低血圧」、血圧が低くても日常生活に影響のない「体質性低血圧」があります。
急性でよくあるのが飲酒後の低血圧です。空腹の飲酒は急速にアルコールを吸収し血中アルコール濃度が上がり、血管が広がって血圧が下がります。
その結果立ちくらみのようにふらーと倒れるような症状が起こります。この場合は横になって脚をに座布団などを置いて高い位置に持っていき、脳に血が巡るようにします。
慢性で一番多いのが起立性低血圧です。これは立った姿勢になると血圧が下がりめまいや立ちくらみを起こします。具体的には寝た状態から立った状態になると上の血圧が21mmHg以上下がります。

低血圧の種類 - 働く女性のための低血圧と生きる方法

 

低血圧を引き起こす生活習慣

  • 不規則な食事
  • 偏った食事
  • 少食
  • 塩分やミネラル。タンパク質が少ない食事
  • 運動不足(筋肉量が少ない)
  • お風呂に浸からずシャワーですます
  • 家の中に引きこもり太陽の光を浴びない
  • 嫌なことやストレスのかかることが多い

など。
これらの生活習慣が1回だけなく毎日の積み重ね、何年も続くことで病気が引き起こされます。

 

低血圧の症状

全身症状

 

代表的な症状に「疲れやすい(易疲労感)」があり、身体がだるい、すぐにばてる(スタミナがない)、無理がきかない、疲れるとなかなか回復できない、夏の暑さに弱い、冬の寒さに弱い、暑がりで冷え性、季節の変化に身体がついていかない・・・などの症状があります。
慢性疲労症候群の多くは低血圧と言います。また、朝起きるのがつらい、夜なかなか寝付けないなどの症状もあります。入浴では熱いお湯を嫌がり、のぼせやすいため、短時間しか入浴しないかシャワーですますことが多いようです。乗り物に酔いやすいという症状もあります。

脳循環の障害からくる症状

脳にうまく血が巡らないために、立ちくらみ、ふらふら感、浮遊感(雲の上を歩いているような感じ)、天井や周囲が回転するような感じ、頭痛、頭が重い、身体が揺れる感覚、耳鳴り、失神、血の気が引く感じ、けいれんなどがあります。
また乗り物よいしやすい、目の奥が痛いという場合もあります。

心臓を中心とした症状

 

動悸、息切れ、ため息、胸の痛み、不整脈、頻脈、夕方になると足がむくむなどがあります。
これらの症状は心臓自体の病気で起こるのではなく、心臓や血管を調整している自律神経系の障害によって起こります。

呼吸器の症状

呼吸器系への血が不足しておこる症状には呼吸困難感、過換気発作・過呼吸症候群、胸の痛み(狭心症と間違えるような前胸部痛、時に締め付けられるような痛み)、胸の不快感、息切れ、ため息、エレベーターなど狭いところに入ると息苦しくなるなどがあります。

消化器症状

食欲不振、食が細い、朝食が食べられない、胃がもたれる、朝にお腹が痛くなる、便秘しやすい、下痢気味、お腹が張る、気分が悪い、嘔気、偏食、胃潰瘍・十二指腸潰瘍になりやすいなどがあります。

慢性の痛み

 

 慢性頭痛(頭痛持ち、片頭痛、筋緊張性頭痛、習慣性頭痛など)、目の奥の痛み、肩こり、四肢末梢痛、慢性腰痛、手足の冷え、しもやけ、非定型顔面痛、腰痛、舌痛症、顎関節症、神経ブロック療法が効果をしめさない痛み、カウザルギア(触れられただけで強烈な痛みを訴える)、反射性交感神経性委縮症などのCRPS(複合性局所疼痛症候群)などの診断・治療の難しい慢性疼痛があります。
痛みを主訴とする線維筋痛症やME/CFS(筋痛性脳症・慢性疲労症候群)の患者さんには低血圧や起立性低血圧が合併していることが多いといえます。

 

 

症状を改善するために

薬の副作用や何らかの病気が原因でおこる低血圧は別ですが、生活習慣が原因の低血圧であれば生活習慣を少しずつでも変えることで症状は改善します。

理想とする生活習慣が実現できればすぐに症状は改善すると思いますが、それをできるような人は低血圧の症状は出ていないでしょう。もし無理をして急激に生活習慣を改善しても長くは続かずに継続できません。大事なのは少しずつでも継続できることです。また、仕事やライフスタイルはそれぞれ違います。無理のないことから少しずつ始めましょう。

夜更かしをしない

もし就寝時間が夜の12時を回っているなら、12時前には眠りにつくようにしましょう。とはいってもいきなり早く眠りにつくのは難しいかもしれません。1日でいいので朝起きる時間をいつもより1時間早めてみましょう。そうするとその日の夜は自然と眠くなります。これが数日続けられると自然と起床時間が早くなり、就寝時間が遅くなります。

朝食を食べる

朝起きてコップ1杯の水を飲みましょう。枕元にペットボトルなどのミネラルウォーターを常備しておくと、起きてすぐに水分補給ができるので、起き上がるのが少し楽になります。

朝食を食べる習慣が無い場合は、ぜひ食べるようにしてみてください。量が食べられないという場合は、具無しの味噌汁や、温めた牛乳や豆乳やバナナ1本など簡単なもので結構です。朝食を口にすることで副交感神経から交換神経への切り替えがスムーズにでき、朝の調子がよくなります。

 

チェダーチーズを食べる

チェダーチーズには血圧を上げる「チラミン」という物質あ含まれます。
血圧が低いに食べるのがおすすめです。食べる量ですが、11口でかまいません。

疲れたら十分に休む

<p日々の疲労は溜めこまないようにして、疲れたら早めに休息をとりましょう。無理が続くととたんに調子が狂い、身体がだるいなどの症状が出てきます。

身体を冷やさないように注意する

身体が冷えると血の巡りがますます悪くなってしまいます。夏場は冷房対策としてカーディガンやストールを常に持ち歩き、冬場は重ね着をしたりしてできるだけ温度変化がないように工夫しましょう。

特に女性は首元、肩、脚、お腹を冷やさないようにしましょう。冷えると低血圧だけでなく生理痛の症状が重くなる、免疫力が下がるなどの症状も現れます。

 

還元型コエンザイムQ10のサプリを活用する

低血圧の人の多くは心臓から全身に血液を送り出す力が弱いです。これは血液中のコエンザイムQ10が足りてないためです。
コエンザイムQ10とは全身の細胞がエネルギーを作り出すのに必要な物質で、また細胞が活性酸素によって酸化するのを予防してくれます。
細胞は活性酸素によってさびついてしまいます。さびつきは老化やがん、動脈硬化、心筋梗塞、脳梗塞などの原因になります。

コエンザイムQ10はすべての細胞のエネルギー代謝に不可欠で、特に心臓や肝臓、肺などの重要な臓器が正常に働くために十分な量のコエンザイムQ10が必要とされています。これらの臓器は代謝がはげしく活性酸素もたくさん作られます。

コエンザイムQ10は体内でも作られますが少量で、食べ物にも少量しか含まれないため外から取り入れることが大事です。低血圧の人では血中のコエンザイムQ10濃度が低いことがわかっています。
市販のコエンザイムQ10のサプリメントは空気に触れて酸化されていて、これが体内で効果を発揮するには還元酵素というものが必要です。しかし中には少なからずこの酵素を持たない人、病気や加齢により少なくなっている人もいます。「還元型コエンザイムQ10」として売られているものであれば、体内でストレートに効果を発揮してくれます。コエンザイムQ10は安く、「還元型コエンザイムQ10」は比較的高価です。コエンザイムQ10のサプリメントを飲んでみて効果が現れなければ、還元酵素が無い可能性があります。はじめから還元型コエンザイムQ10を選んでいればストレートに効果を発揮してくれます。

→詳しくは低血圧サプリ「コエンザイムQ10」まとめ - 働く女性のための低血圧と生きる方法

タウリンの多い食品をとる

タウリンは抗酸化力が強く、心臓や肝臓を守る働きがあります。心臓から全身へ血を送る機能を高め身体を温めてくれます。
タウリンはイカ、カキ、タコなどに多く含まれます。おやつとしてあたりめを食べれば手軽にタウリンが摂取できますし、噛む回数がふえるので体温も上がります。

サプリメントも売られています。

→詳しくは低血圧には心臓機能を高める「タウリン」を - 働く女性のための低血圧と生きる方法