働く女性のための低血圧と生きる方法

血圧80/40代の低血圧の私が低血圧と共に生きる方法についてご紹介しています。

低血圧のときに処方される薬

「高血圧の薬を飲んでいる」という人は周りに1人はいませんか?

平成27年の国の調査では20歳以上の男性の3人に1人(34%)、女性の4人に1人(25%)が高血圧。(国民健康栄養調査の収縮期(最高)血圧が 140mmHg 以上の
者の割合より)

その一方で、「低血圧の薬を飲んでいる」という人が身近にいるという人は少ないかもしれません。
私は周囲に、低血圧の人すらいません。SNSで検索するとツイッターなどで知ることはできますが・・・・

 

そもそも低血圧だと認識している人が少ないのです。
しかし、実は低血圧は高血圧よりも多い病気なんです。
 詳しくは→低血圧とは - 働く女性のための低血圧と生きる方法

 


低血圧の薬物療法についてご紹介します。

 

※低血圧のサプリメントについてはこちらをご覧ください。

 

低血圧で薬を処方されるのは重症のとき

低血圧治療に使われる主な薬 

薬理作用 薬の名前
交感神経作動薬  エチレフリン
心筋代謝改善薬  コエンザイムQ10
(※健康保険の適用外)
向精神薬  抗不安薬(ジアゼパムなど)
軽い抗うつ剤(スルピリドなど)
ビタミン剤 ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB12
漢方方剤 青年:半夏白朮天麻湯(はんげびゃくじゅつてんまとう)など
老人:当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)など
冷え性:当帰四逆加呉茱萸生姜湯(とうきしぎゃくかごしゅゆしょうきょうとう)など
下肢の冷え:麻黄附子細辛湯(まおうぶしさいしんとう)など

 

低血圧の治療のステップ

①低血圧という病気を理解する 

②生活習慣の改善

③主治医と十分に話し合った上で薬物療法

と薬を使うのは、最終手段です。または、薬で血圧を上げないと起き上がることすらできないなど重症の場合です。

 

薬の種類

交感神経作動薬

交感神経系に働きかけて血圧を上げます。
低血圧治療薬の第一選択薬としてミドドリンアメジニウムがある。

エチレフリン:かつては交感神経系を直接刺激する薬としてよく使われたが、下剤は急性の低血圧の治療に使用されるが、慢性的な治療には使用しない。

ジヒドエルゴタミン:静脈のうっ血を改善させ、血圧を上げる。作用が穏やかで小児の起立性調整障害(OD)の治療に使用される。

ミドドリン:選択的な交感神経系の刺激剤。主に静脈を縮める。

アメジニウム:間接的な交感神経作動薬。心臓から全身へ送る血の量を増やす。心臓交感神経の刺激作用と静脈うっ血を改善する作用の両方がある。

ミドドリンやアメジニウムと併用してコエンザイムQ10が使用されることもある。

一般的には1日2回(朝夕食後)の服薬。寝る前には飲まない方が無難です。

(副作用)

長期にこれらの薬を服用していると、副作用として動悸や息切れなどの交感神経刺激作用が出てきます。この場合は、薬を飲むのをいったん中止するか、朝の1回だけにし主治医に相談しましょう。

 

心筋代謝改善薬

コエンザイムQ10は全身の細胞でエネルギーを生み出すのに関与します。特に心臓の筋肉の代謝に関連し、低血圧の人の心臓から全身へ送られる血の量を増やします。

また、酸化ストレスを低下させ、老化予防にも効果が期待できます。

ただ、医療用のコエンザイムQ10の保険病名は「うっ血性心不全」だけで、低血圧は適用外です。

ただし、2002年に健康食品の扱いが認められサプリメントとして購入可能です。
参考→低血圧サプリ「コエンザイムQ10」まとめ - 働く女性のための低血圧と生きる方法

 

 

向精神薬(抗不安薬、抗うつ剤)

低血圧から心因反応を示すことがあり、この症状を楽にするために少量の抗不安剤や軽い抗うつ剤が処方される場合があります。

抗不安剤の例‥ジアゼパム、ブロマゼム、セルシン、 レキソタンなど
抗うつ剤の例‥スルピリド、ドグマチールなど

しかし向精神薬には、一般に循環器系への副作用(二次性・症候性低血圧、心筋への直接的毒性や血管拡張作用など)があり、低血圧には注意が必要です。

 

ビタミン剤

特にB1、B2、B12に効果があるといわれています。

B1は主に糖質をエネルギーにかえるのに必要、
B2は糖質、脂質、タンパク質代謝に必要、
B12は血を作り、タンパク質の合成を助けます

 

漢方薬

半夏白朮天麻湯、苓桂朮甘湯‥体の水分の偏在を整える

当帰芍薬散‥どちらかといえば高齢者に有効、虚血・瘀血治療

当帰四逆加呉茱萸生姜湯‥冷えが強い場合

麻黄附子細辛湯‥下半身の冷えが強くふらふらするような場合

 

★低下した体力を補う補助的な漢方薬

十全大補湯、補中益気湯、四物湯、四君子湯、当帰芍薬散、真武湯、四逆散、八味地黄丸、牛車腎気丸、小建中湯、人参湯、人参養栄湯など